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「閉経期に生理、体調はどうなる?」

  • kampo-kojyudo
  • 2023年3月31日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月22日


「今まで生理周期の乱れはなかったのですが、今回半月位遅れたのでPMS(月経前症候群)がいつもより長く、強く感じられてつらかった。生理がくるようで来ない感覚は、何ともいえずもどかしい。そろそろ閉経の年齢になるので、これから生理と体調がどうなって行くのかが心配で…」49才女性のご相談です。


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閉経期に自分の体がどう変化していくのかを不安に思っている方はとても多いです。そこで今回は、実際に今まで漢方相談にいらした方、または現在相談にみえてる方の症状についてお伝えしたいと思います。


まず閉経期の生理に関しては周期の乱れ、出血量が少ない又は非常に多い、不正出血があるなど不安定な状態になります。

体調ではホットフラッシュ、発汗、めまい、頭痛、動悸などが日常的に起こることもあれば、イライラ、ウツウツなど感情の起伏が一日の中で大きく、ジェットコースターに乗っているようで疲れるというケースもありました。

生理の乱れと心身の不調は一緒に起こることもあればどちらか一方であったり、タイミングがずれたり色々です。

人によって症状は違いますが「血流、水分代謝、精神」が不安定になるために起こると考えています。

特に体力が充実して元気のあるタイプの方は、急激で激しい症状として現れることがあります。


このように閉経期の生理や体調の変化は、一般的な傾向はあっても、とにかく個人差が大きいので漢方薬が得意とするところだと思います。

ただし閉経期だから加味逍遥散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散という選薬では効果を実感するのは難しいかもしれません。

その時はぜひ、個々の体の状態をきちんと診てもらえる医療機関で相談して下さい。

病態に合うものを服用すれば、閉経期をより穏やかに明るく過ごすことができると思います。


閉経は、女性の体の自然な現象です。

揺らぎを最小限にして、スムーズに着地できるようにしていきましょう☆彡


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