「ホットフラッシュ」
- kampo-kojyudo
- 2024年4月11日
- 読了時間: 2分
更新日:5月20日
「40代から上半身がほてりやすく、去年の閉経ごろから急に背中からカーっと熱くなったかと思うと今度は寒くなり体温調整がうまくできない…」50代女性のご相談です。

このような急激なほてりは40~50代に多く、一般的にホットフラッシュといわれ更年期症状の一つとされています。ほてりは上半身(特に頭、顔)を中心に、外気温に関係なく「突然顔がフワッと温かくなる」から「カーッと熱くなり汗が滝のように流れる」まで個人差があります。症状の激しい方は日中10回以上繰りかえしたり、夜中に熱くて何度も目が覚めたり、着替えが必要なほど寝汗をかいたりすることも。
閉経期は子宮や卵巣などの生殖機能が衰え、エストロゲンの分泌が低下するために様々な不調が起こるといわれてます。
東洋医学的には閉経という生理現象によって陰衰陽盛となり熱感を感じやすくなります。たとえば、お鍋に水を沸かした時に水の量が少ないほど早く沸騰するように、陰という体を静めるものが少なくなることで陽気が一気に亢進する状態で、この陰陽の揺れがホットフラッシュという現象の要因の一つと考えられます。
上記の方は、婦人科疾患のため子宮と卵巣を切除してから、急に顔が暑くなり滝のような汗をかいた後に一気に寒くなって自分で体温調ができない。元々暑がりではなくどちらかというと冷えやすいタイプで、このような体の変化にどう対処すれば、、、洋服の脱ぎ着だけでは追いつかないと。
一般的によく使われる漢方薬には、加味逍遥散、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯などがあります。
これらに清熱剤といわれる黄連解毒湯を加えたり、補腎剤といわれる六味地黄丸、知柏地黄丸、杞菊地黄丸などを併用していくやり方が多くみられます。それで落ちつけばいいのですが、治まらない方がどうにかして欲しいと漢方薬局にかけ込んでこられます。
ホットフラッシュという同じ症状でも、一人ひとり病態は違います。そこを正確にみて適切な漢方薬を服用すれば改善してくるばずです。




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