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「自律神経失調症/生活の中で整える」

  • kampo-kojyudo
  • 2023年5月13日
  • 読了時間: 3分

「頭がボーっとしてクラクラしたり、急にカーとなって汗が止まらなくなったり、ドキドキして居ても立っても居られなくなったりと一日の中でもいろんなことが…」60代女性のご相談です。



心臓、肺などの内臓や血管、皮膚、細胞、組織にいたるまで、人の体は自律神経によって統制されていると言えます。何も意識しなくても一定に動き続ける、不具合が起きたならば修復して再び正常に機能できるのは、この自律神経というシステムの功績が大きいと考えられます。

ご存じの通り自律神経には交感神経と副交感神経があって、交感神経は興奮や緊張といった活動を促す働き、そして副交感神経は鎮静、弛緩など動きにブレーキをかけるような働きがあります。このような相反するもののバランスを自然に調整してくれているが為に体の恒常性は保たれ、そして生命活動を維持することができている。本当にありがたく、大切なところだと思います。


では自律神経というものを、東洋医学の視点でどのように考えるのでしょうか?

まず漢方の特徴的な見方に陰陽がありますが、これはある物事を陰と陽の二つに分類して考えてみる方法。例えば人を陰陽で考えると、男性は陽で女性が陰、暑がりは陽で冷え性は陰、イライラしやすい人は陽で気分が落ち込みやすい人は陰。このように分けていく事で、物事をより明確にしていくための手段です。自律神経では副交感神経を陰とすると交感神経は陽となる。緊張や興奮が強い時は陽気が亢進しているのでこれを抑えるような陰性の芍薬、茯苓、人参を使う。このように漢方薬で体の陰陽のバランスを整えることで不調を改善し、結果的に自律神経が安定するよう働きかけます。


自律神経失調症で実際にいらしている方の症状をみてみると、頭がボーっとする、フワフワなどめまい、耳鳴り、動悸、不安感、寝つきが悪い、眠りが浅い、カーっとのぼせる、汗が止まらない、体が怠い、眠い、むくみ、便通が安定しない、情緒不安定など。これらの症状が一日、一週間の中でも出たり引込んだり波があるのが特徴です。さらに急に雨が降る、急に気温が上がるという気圧や温度変化に反応して症状がでることも。


このような自律神経失調症と思われる不調が起きた時の対処法をいくつかご紹介します。これは実際の患者さまからの経験を基にしたものです。


一つめは、腹式呼吸。新鮮な空気をお腹を膨らませながら鼻から吸って、口からゆっくりと吐く。他のことは考えずに呼吸にだけ意識を集中させるのがポイント。気持ちが落ちつくまで繰り返す。


二つめは好きなことに気持ちを集中させる。比較的軽い不調のときは自分の意識を別のところに向けることでやり過ごせることがあります。ある方は自律神経の不調を感じたら、緑道へ行って思いっきり草木の香りを感じながら歩くと気分が落ち着くと話してました。心と体が喜ぶこと、自分を解放できる場所があると安心です。普段から自分の好きを意識して探してみて下さい。


三つめはお風呂やシャワー。「朝、ぬるめのお風呂にゆっくり入ると体が楽になる」「熱いシャワーを浴びると頭がスッキリする」という方がいらっしゃいます。自分が心地いいと思う温度、時間で試してみて下さい。


これらを参考にして、自律神経の不調が少しでもやり過ごすことができたら幸いです。

まずは生活の中でできることを、それでもつらい時は漢方薬を上手にお使い下さい☆彡




 
 
 

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