「冷房病と激しい生理痛」
- kampo-kojyudo
- 3 時間前
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「職場で仕事をしているとクーラーで体が冷えて凍える、、そんな時に生理がくるとお腹が痛くて耐えられない…」40代のご相談です。

この時期、職場のクーラーで体が冷えるという女性は多いです。今のオフィスは全館自動空調で微調整ができなかったり、暑い人に合わせる環境もあるため、帰る頃には体の芯まで冷え切ってしまう方も。さらに体が強ばって動かしにくい、足が浮腫んで重たいなどの症状も起こりやすくなります。
これは長時間にわたり冷気に当たることで、血流が悪くなるのと同時に水分代謝も落ちるためと考えられます。人は“寒い”と感じると、自然と身を縮めて体の熱を蓄えようとします。そのため毛穴、皮膚、筋肉、血管の収縮が強くなるため、血流そして水分代謝など全身の循環が悪くなるのは当然のこと。デスクワークで動きの少ない場合は、特に下半身が冷えるというケースが圧倒的に多い。なるべく腰から下を冷やさないようにスパッツや厚手の靴下で防御しても、一度冷えてしまうと同じ環境下では温めるのは難しいようです。
上記の方は正しくそのタイプで、スパッツ作戦や温かい飲み物をとるようにしても帰る頃には足首がキンキンに冷えて、浮腫む。さらにこの時期の生理痛がつらく、ロキソニンを飲まずにはいられない。そして下腹部にカイロを貼ると痛みが和らぐ。
その他は胃腸の冷え、吐き気、下痢、排尿異常、頭痛、眩暈はみられない。
すなわち内臓は冷えておらず、カゼっぽさや自律神経の不調もない。
実はこの方は、3年前から月経前症候群と胃痛で漢方薬を服用してこれらの症状は落ちついたのですが、今年から冷房による冷え、そしてこの時期の生理痛があまりにも辛いのでこれらを漢方で改善してもらえたらと。
そこで冷気が下肢から下腹部へ入り、冷えにより血流が悪くなっている病態とみて、お腹を温める当帰を主薬とした方剤にしました。今現在は胃腸の不調はないものの、当帰は胃に負担になることもあるためその量を慎重に検討して投薬。
2週間後、職場での冷えが感じにくくなって、3週間後にきた生理は下腹部の違和感はあったものの激痛にはならずに済んだとのこと。
もともと胃痛があり、食べ過ぎると胃もたれしやすいタイプのため、当帰の量をもう少し増やしていたら胃痛が再発していたかもしれません。
女性にとって“冷えは大敵”。そう分かっていても、オフィス、電車、スーパーなどで過剰なほど冷やされることは往々にしてあります。このような冷える環境で激しくなる生理痛、神経痛などの痛みは漢方薬が得意とするところです。
酷暑のため冷房なしではいれませんが、どうか穏やかに過ごせますように☆ミ
参考コラム:「ひどくなる生理痛」




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