「生理前の過食」
- kampo-kojyudo
- 2021年3月11日
- 読了時間: 2分
更新日:9月6日
「生理の前になるとチョコレートやスナック菓子が無性に食べたくなる。しかも封を開けると途中で止められず、一気に一箱一袋を完食してしまう。いつも後悔、そしてまた繰り返す…」20代女性のご相談です。

生理の1週間前になると必ず甘いものが欲しくなって止まらない、過食になるという方がいらっしゃいます。では、なぜ生理前に過食になるのでしょうか?
女性は生理前になると子宮内膜を厚くフカフカにして受精卵が着床しやすいように準備するのですが、この時に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が生理前の過食に大きく影響していると言われてます。
東洋医学の視点でみると、生理前の過食は脳や心が興奮状態にあるためと考えています。お腹がすいている訳でもなく、本当にそれを欲しているというよりは食べるという行為で一時的に興奮を落ちつかせているのだと思います。
生理前は子宮に血液を溜め込むため、いつも以上にお腹がすくというのは当然なのですが、それが過ぎて過食をくり返すと、胃腸の不調、体の重だるさ、便秘に繋がってきます。
また過食以外の生理前の不調としてイライラしやすく怒りっぽい、夜眠れない、ニキビや肌アレの悪化、便秘しやすいなど。
漢方では興奮を治める生薬を使っていきますが、胃腸の状態、水分代謝、血流をみながら適切な調整をすることで生理前の過食を落ちつかせて行きます。
過食を自分でコントロールできれば一番いいのですが、どうしても難しい時には漢方薬の力を利用してみて下さい。
状態に合ったものであれば、効果をきちんと実感できるはずです!




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