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「夏バテ/予防のためのライフスタイル」

更新日:2023年8月11日

「暑さが厳しくなった頃から、ムカムカして食欲がない。体はだるくて動くのがしんどいので、一日中ゴロゴロして終わってしまう。どうにかしたい…」50代女性のご相談です。

夏は毎年やってくるため、毎年同じ不調をくり返す方が多くいらっしゃいます。このような夏バテ体質の方々に、今回は生活の中で気をつけて頂きたいことを3つご紹介します。

①胃腸を労わる

なるべく1日3回、腹8分目の食事をとる。食欲がないからと1日1食にすると、1回分の食事量がふえて胃腸に過度な負担がかかる。また空腹時間が長くなると栄養不足になり活動力、集中力が落ちする。

胃腸はなるべく定期的に、無理なく動かすことが大切です。それは飲みものも同じ。冷たい物を一気に大量に飲むと、胃腸で水分を吸収できなため胃がチャポチャポしたり軟便、下痢しやすくなる。水分はなるべく常温のものを、一口ずつ、ゆっくり口に含むように。漢方では胃腸は体の中心(中焦)。そこが整うことで、お腹に力が入り体全体がしっかりする。


②睡眠と運動

暑さのため汗をかくことが多いが、汗は体の水分とともに気(元気)を消耗し、疲れやすくなる。失われた水や気を補うには水分摂取や休息が大切ですが、一番は睡眠。個人差はありますが1日5~8時間の睡眠を確保するとこと、、早め(0時まで)には布団に入るよう心がけて。夏は日の出が早く日の入りが遅い、ということは日中(陽)の時間が長くて夜(陰)が短い。この陰の時間帯にいかに睡眠がとれるかで体の疲労感は変わる。そのため、夏はサマータイムにして、いつもより1時間早く動いてみて。

またクーラーの中で過ごす時間が長くなるため、早朝や夕方など涼しい時間帯にウオーキング、ストレッチなどをして血流をよくしておくこともお勧め。


③温かいお茶、香味野菜、大根おろし

胃腸は食べ物、飲み物、その温度に影響を受ける。暑くなると体を冷やしたいため、かき氷、アイス、ジュース等を欲するが、冷たい物が過ぎると胃腸が冷えて働きが悪くなるため、食欲不振や下痢軟便の症状が出やすくなる。特にもともと胃腸の弱い方は覿面。なるべく常温以上のものをとるように意識して。それでもかき氷を食べた時は、必ず温かいお茶と一緒に。

更に冷たい麺類、お豆腐、お刺身には、ミョウガ、ネギ、大葉、生姜などの薬味をたっぷり添える。香味野菜は、胃腸の湿を除いて機能を高める。またお肉、お魚を食べる時には大根おろしを添えると胃もたれしにくくなる。


以上のことを参考に、ご自身のライフスタイルに取り入れられそうなことから始めてみて下さい。

今回のポイントは “胃腸を労わる、いつもより早く寝る”。

これらを意識して、暑い夏を少しでも快適に過ごせますように~☆彡




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