「逆流性食道炎」
- kampo-kojyudo
- 11 時間前
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「お正月明けから胃の調子が悪く、夕食後と寝る時に酸っぱいものがノドに上がってきて気持ちが悪い。横になるとムカムカしてくるので、落ちつくまで座っていて寝不足に…」40代女性のご相談です。

このように胃酸や胃の中のものが上がってくる感じがする時は、病院へ行くと逆流性食道炎と診断されることが多いです。
そして胃酸を抑える薬を処方してもらい落ちつくという流れが一般的ですが、中にはタケキャブ、タケプロン、ガスタ-などを服用しても変わらない、または何度も繰りかえすという方も。
このように一般的な治療では難しかったので、漢方薬で根本的に改善できればというご要望の方が相談にいらしています。
主な症状は胸やけ、呑酸(酸っぱいもの、苦いものが上がってくる)、ノドの違和感等で、これらは横になると悪化する。
胃は本来、食べたものをドロドロに消化して腸へ下ろして運ぶ働きがありますが、何らかのトラブルで胃腸の歯車が合わなくなるとその流れが上へと逆流してしまいます。
食後や横になると悪化するのは、胃の働きが弱っているため、体位によって逆流しやすい状態になるためと考えられます。
胃に問題があるケースが多いですが、他に便秘や腹満、ガスだまりなど腸における停滞が胃の逆流を引き起こしたり、心因的なストレスや緊張が胃の働きを乱したり、冷えによって胃腸の連携がうまくいかなくなるなど単なる胃のトラブルとは言えないところがあります。
その病態をどうみるかは胃腸と全身の不快な症状、その軽重や悪化要因などから「丁寧に、正しく思考する」ことだと思います。
例えば胃酸の逆流はあるけれども、胃の痞えとムカムカが強くて時々お腹がゴロゴロして下痢するならば胃腸の連携に問題があるタイプ。
酸っぱい水が込み上げて、ムカムカ気持ち悪く、ノドの痞えや不快感が強い場合は、胃の下降作用の低下と痰飲の停滞があるタイプ。
上がってくる胃酸の量が多く、胃でチャポチャポと振水音がして、めまいや動悸を伴う時は胃に水たまり(留飲)があるタイプ。
このように体から発信される不調をきちんとキャッチして分析することで、病理が掴めてきて解決の道筋がみえてきます。
どんな疾患にも言えますが、漢方相談の際はなるべくご自分の不調を具体的に話せるよう準備しておくことが大切です。
そうすることで治療者側が病態を把握しやすくなるため、より身体に合わせた薬を調合してもらえるはずです。
上記の方は急性症状だったため2週間で胃の不快感と逆流症状は落ちついて、ゆっくり寝るれるようになりました。
以上ですが、慢性の逆流性食道炎にも漢方薬が適応するケースが多くあります。
一つの手段として検討されてみても☆彡
関連コラム:「胃の不調があるときの食事について」




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