「煎じ薬の再利用1」
- kampo-kojyudo
- 2021年4月8日
- 読了時間: 2分
更新日:6月16日
「煎じ終わった生薬を何かに使うことはできないでしょうか…」

有限である資源を大切に使い切って、なるべく環境にやさしい生活を送りたいと考える方が増えています。3Rといわれるリデュース、リユース、リサイクル、何となく分かっているつもりですが具体的にどんなことをしてるのか聞かれると…。漢方薬という自然の生薬を扱っている者として、煎じ薬の再利用についてもっと真剣に考えていかなければと思っています。
再利用の質問を受けた時は先ず「二番煎じとしてもう一度沸かして、お茶代わりに飲んで下さい」とお答えしてます。漢方薬は一度煎じると殆んど成分は残らないと言われてますが、二番煎じでも仄かな香りがあるので普段の水分補給に、また麦茶やほうじ茶と混ぜても美味しいと思います。
ある患者さまは、カレーの中に入れて煮込んで食べた方もいらっしゃいましたが、消化不良になることも考えられますので、あまりお勧めできません。
ここで一つ、プランターでハーブを育てている方からの煎じ薬の再利用法をご紹介します。
煎じ終わった生薬がある程度たまったらしっかり乾燥させて、それをプランタ-に少量ずつ土と一緒に混ぜながら肥料として使ってみたところ、いつもより色艶のいい大きな葉っぱが出てきて驚いたそうです。
漢方薬はシャクヤク、ショウガ、ナツメなどの植物の根や茎や葉が主なので土との相性がいいのは頷けます。ご自宅で植物を育てている方は、ぜひ試してみて下さい。
ただし服用されている漢方薬と育てている植物との相性があると思いますので、まずは少量から始めて様子をみながら増やしていって下さい。多くても土の1~2割程度を目安に。
漢方薬は2千年以上遡ったころから現在に至るまで、人間の病や不調に使われてきました。
「使い終わったら捨てる」というのは今までは当たり前でしたが、これからは生まれ育った土に帰す時代なのかもしれません。理想的な循環という形です。
環境や社会問題として遠くの方で漠然と考えるだけではなく、自分ごととして捉えて動いていくこと、具体的な提案していくことが必要なのではと感じています。
これから漢方薬の再利用法で何かいいアイデアが見つかりましたら教えて下さい。こちらからも発信させて頂きます🍃
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