「咳が止まらない」
- kampo-kojyudo
- 2 日前
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更新日:22 時間前
「毎日夕方から咳が始まって、夜から明け方までは止まらなくなるほど激しくなる。咳のしすぎで胸が痛く、息苦しくて眠れない。いろんな薬を飲んでみたけれども…」10代、女の子のご相談です。

最近はこのような咳のご相談が多いです。
咳の始まりは、カゼから発症して他の症状は良くなっても咳だけが残ってしまう、あるいはカゼ症状はなく軽い咳から徐々に悪化していくケースなど背景はさまざまです。
咳が長引くと肺や気管支の炎症が慢性化して気道が狭くなるため、咳が出ていない時でも息苦しい、声が出しにくい、深い呼吸ができない等の症状が起こりやすくなります。
さらに胸や背中そして腰に痛みがでたり、人と話したり熱いものを食べたりちょっとした刺激で咳き込んだり、少し歩いただけでハアハアと息切れしたりと日常の生活に支障をきたすことが増えてきます。
このような慢性化した気道の炎症がある場合、なぜそれが起きてしまうのかを考えます。
また咳は痰の存在が大きく関係しますので、痰の有無、量、色の確認は大切なポイントです。
さらに咳や痰を起こさせている体の状態、そして悪化要因も然り。
これらをきちんと把握できるかどうかが病態を正確に捉えられるかに繋がり、最終的な効果の有無に関わってくると思います。
上記の女の子は幼稚園の頃から秋になると咳がでて、ここ数年は明け方まで眠れない程悪化しているため学校も休みがち。
夕方から始まって夜中が激しく、空咳で咳をすると胸が痛くてパジャマが汗でびっしょりに。
毎年秋の乾燥シーズンに咳が始まり夜に悪化することから考えると、肺を潤す麦門冬湯がまず頭に浮かびますが、この処方は既に病院で処方されていて服用ずみ。
潤す方法で変わらないとなると…
発熱時の炎症の残存が肺や気道の呼吸器系に波及して燻っている考え、それを静める漢方薬を煎じ薬で数日分調合しました。
苦くて飲みにくいとのことで再調整。
その後しばらくしてお母さまから電話で「咳がすっかり止まって眠れるようになり今は元気に学校へ行ってます!」という吉報をいただきました。
咳にもいろいろな病態があります。
画一的な処方では難しいと思いますが、きちんと病態に合わせていければ改善していきます。
困ったときの一つの手段として、漢方薬も検討されてみてください🍵
参考コラム:「慢性気管支炎」




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