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  • kampo-kojyudo

「台風、気圧変化で体調不良/筋力をつけると変わる?」

「9月に入って大気が不安定な日が多いので、体がだるくて眠たくて、すぐにゴロっと横になりたくなる…」という女性が多い中、ある60代女性は「○○を集中的にトレーニングするようになってから、気圧変化で体調が悪くなることがなくなった」とのこと。一体、どこをトレーニングされたのでしょう?

この方は、スポーツクラブでダンス系のレッスンを楽しみに通っていましたが、コロナ禍でできなくなってから、自宅でYouTubeをみながら筋力トレーニングを始めました。先ず気になったのが、ポッコリした下腹部。食後はさらに膨れるので、これを何とかしたいと思い、下腹部(腹筋)集中トレーニングを、毎日夕食前に15分始めました。初めはトレーナーと同じ姿勢、回数はできなかったのですが、続けていくうちに少しずつテンポよくできるように。そして数か月後、今ではお腹がへこみ、腹直筋や腹斜筋が硬くしまってきたのが嬉しくて、トレーニングがすごく楽しい!しかも、今まで気圧の変化で頭痛、体が怠い、気力がでない等の低気圧不調を起こしていたのが、最近はそれがなくなった、とのことでした。

この話を伺って、鍛えるべき場所は下腹部、すなわち腹筋だ!と思いました。

急激な気圧変動で体がだるくなるのは、胃に余分な水(支飲)が溜まっているため。気圧が下がると体は弛緩するため、胃に溜まっていた水が外へ溢れ、体の重だるさ、浮腫みになる。また、胃の支飲が上衝すると激しい眩暈、頭痛が起こる。このようなタイプの方は普段から胃弱、胃下垂の傾向がみられる。そのため、腹筋を鍛えることで下垂した胃を持ち上げ、胃の機能は高まり吸収できない水は減る。支飲がなくなれば、台風や低気圧がきても体は影響を受けず、動けるようになる。

これは実体験に基づいた私見ですので、これから更に検証が必要です。今までも気象病の患者さまには「筋力」の大切さをお伝えしてきましたが、もっと具体的なアドバイスができるようにと思ってます。また、進展があればご報告させていただきますね~☆彡

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