top of page
  • kampo-kojyudo

「冬じたく」

「毎年冬になると、体の芯から冷えてしまって何もしたくなくなる。朝は寒くてお布団から出られない、外出もしたくない、と思ってるうちに手足の関節が痛くなったり強ばったり…」50代女性より。

冬になると一気に活力や活動量が落ちる、という方は多くいらっしゃいます。特に体の冷えやすい女性。そのため学校や職場に遅刻したり、やりたいことが思うように出来ない、体の凝り、強ばり、痛み、浮腫み、といった心身の不調に繋がります。ということは「体をなるべく冷やさないように温める」ことが基本となります。それでは具体的に次の3つの視点からお話ししていきます。

☆内臓を冷やさない

まず口から飲食するものを温かい物にすることです。例えば常温の水をさ湯に、生野菜を温野菜に、冷ややっこを湯豆腐にと常温以上の状態で体に入れることで、胃腸を含む内臓全体を温めてくれます。さらに温め効果を上げるには、生姜、長ネギ(白い部分)など辛味の薬味をお料理に使うと体が温まります。今日は体が冷えたな、何となく寒気がしてカゼっぽいなと感じた時は薬味をたっぷり入れたお鍋を食べて早めに休むのが一番です。

☆体表面を守る

冷気に当たっても体が冷えないように防御するには、身に着けるものが大切です。重ね着するよりインナーに保温性の高いものを、そして首、手首、足首、お腹周りなどは冷えやすい場所なのでマフラー、レッグウォーマー、腹巻などで念入りな防寒対策を。一度冷えた部分を暖房で温めてもなかなか温まりませんので、先ずはご自分が冷えやすい部分を防御するよう工夫してみてください。

☆血流をよくする

寒さは人の体の陽気(活動力)を低下させます。そのため無気力、気持ちが沈む、涙もろくなるなど精神的な落ち込み、さらに動作緩慢、手足の強ばり、関節の痛みなど血流の滞りによる諸症状も多くみられます。特に強く感じることとして、冷え+動かない⇒血行不良は加速していく。そして血管を支える筋力も低下するため、症状はより悪化しやすくなります。寒い時期は特に、小まめにストレッチをしたり体を動かし血流をよくすること、そしてできれば一緒に筋力トレーニングもお勧めです。

以上のことをご自分のライフスタイルの中で意識しながら、本格的な冬に向けて準備していただけたらと思います。今年の冬は、ポカポカに過ごしていきましょう~🍵


閲覧数:70回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page