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「葛根湯で胃痛が…」

「何だかカゼひきそうだなと思ったときは葛根湯を飲むとすぐに良くなっていたのですが、最近は飲んだ後に胃が痛くなってしまって…」いつも相談にみえる50代の女性より。

葛根湯をのんで胃痛、胸やけなど胃の不快感を感じる方は時々いらっしゃいます。それは今の体の状態が葛根湯の証ではないということです。

葛根湯はカゼの初期によく使われ、その構成生薬は、葛根、麻黄、桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草。桂枝湯という胃腸にやさしいカゼ薬+葛根、麻黄のため、胃腸を守りながら寒邪(寒気のカゼ)を発表(汗をかく)という方法で追い出す薬です。それなのになぜ胃の不具合がおこるのでしょう?

それは麻黄が入っているため、と考えられます。麻黄は体に勢いよく侵入してきた寒邪を外に追い払う力が強いので、激しい悪寒、節々の痛み、咳をともなう時にはなくてはならない生薬なのですが、体の虚弱な方、胃腸が弱い方に使うと外に発散する力が強過ぎるため、疲労感や胃の不調を感じるのです。体の状態と生薬がマッチしていない。このような方は麻黄の入っていない漢方薬を選んでください。例えば、桂枝湯や香蘇散です。胃弱な方はもちろん、妊娠中の方でも安心して使えます。麻黄の入っている代表的なカゼ薬は、麻黄湯、葛根湯、小青竜湯、麻黄附子細辛湯など。

また、家に葛根湯しかなくて今すぐ買いに行けない、、、という時は、食後に、多めの白湯で飲むと比較的胃への負担が軽くなりますので、急を要する場合はお試しください。そして次回のため早めに桂枝湯、香蘇散を常備です。

カゼは症状によって漢方薬を使い分けてもらうときちんと効果がありますので、ブログ「カゼの対処法(ひき始め編)」も参考にご覧になってみてください。

これから秋風が冷たい冬風に変わり、カゼをひいたかな…と感じる日もあると思います。漢方薬を味方につけて体調を保っていきましょうね!♡



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