• kampo-kojyudo

「生理前の過食」

最終更新: 3月24日

「生理の前になると無性に何か食べたくなるんです。特にチョコレートやスナック菓子…。普段はあまり食べたいとは思わないのですが、この時期は一旦封を開けるとやめられない止まらない。そして食べた後に、あぁー、またやってしまったと後悔の念…」

このようなことを繰り返す方には、ある特徴がみられます。

生理の一週間前になると必ず、甘いお菓子、ポテトチップス等が無性に食べたくなって、気が付くと一袋完食してた、という経験のある方は結構いらっしゃると思います。実は、私もそうでした(笑)

では、なぜ生理前に過食になるのでしょうか?

女性の体は生理前になると子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすいように準備をするのですが、この時に分泌される女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)が、生理前の過食に大きく影響していると言われてます。


東洋医学の観点からお話しすると生理前の過食は、気の停滞(疏泄失調)よる胃気の亢進が原因と考えられます。すなわち、気がスムーズに巡らないため、その鬱滞したストレスが胃に及んで過剰な食欲亢進になっている状態です。

生理前の体の状態を考えると、妊娠を成立させるために十分な血を子宮に集め蓄えておく期間です。そのために代謝が悪くなり、気も流れにくくなります。気の流れ(疏泄)が悪くなり流れが滞ると、そのストレスがどこかに攻撃を仕掛けます。その矛先が胃に向けられると、過剰な食欲や炭酸水のようなスッキリしたものをがぶ飲みしたくなる。気の滞りが強ければ強い程、食べたいという欲求も強くなり、居ても立っても居られない、コントロール不能な状態に陥ります。


このような方の特徴としては、普段からストレスが多く、生理前にイライラ、ウツウツなど情緒変化が激しい。その他、生理周期、生理の出血量が一定しないなど、月によって生理やPMS(生理前症候群)が変わりやすい。さらに、生理前にニキビが悪化する傾向があります。


漢方薬では一般的に加味逍遙散が使われますが、過食、生理、PMSの程度によって単方では難しいケースもみられます。疏泄の失調が強ければ四逆散、激しい口渇など胃熱があれば黄連解毒湯を合法する等の工夫が必要と思います。そして上手く体の状態に合わせられれば、生理前の過食は治まります。

私見ですが、その治まり方は食べたい欲求がおこってもプルーンやナッツを少し食べれば満足、という感じに変わります。自己コントロールできるようになる、と言いうことですね。

食べること=悪、ではなく、食べるモノと量が大切なのだと思います。


生理前でも、心穏やかに、ストレスなく、お過ごしになれますように!

38回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示
  • s-facebook
  • Twitter Metallic

​漢方薬局 香寿堂 | 世田谷区船橋1‐37‐1 | 03‐5799‐4848 

     営業:月火木金土9‐18時(水日祭お休み)

©kampo-kojyudo2019