「耳鳴り、耳閉感、難聴で漢方相談をお考えの方へ」
- kampo-kojyudo
- 1 日前
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「4か月前に突発性難聴になってから耳鳴りと難聴も残っているけれども、今は耳閉感がつらい。耳がつまると声が響いてしまって会話しにくく、相手に聞き返すのも申し訳なくて…」45才、女性のご相談です。

このような耳の不調は40~50代の女性に多く、いろいろな治療をされても改善が難しいため、漢方薬でどうにかして欲しいという切実な思いでいらしています。
そこで今回は、耳の不調でもどのような状態の方が漢方薬で改善されやすいのかを私見ではありますがお話しさせて頂きます。
まずは、耳鳴り、耳閉感、難聴などの状態に変化(強弱)があるかどうか、それはどういう時に悪化するのかを考えてみて下さい。
よくあるのは、夕方、寝る前、雨が降りそう、雨、寒い、生理前、生理中、寝不足、疲れた時などです。
このように悪化するタイミングがはっきりしていると、病態を把握しやすくなるため、改善へと導きやすくなります。
さらに、耳以外に体の不調があるかを考えてみて下さい。
例えば、頭痛、めまい、首や肩の凝り、動悸、食欲不振、便秘、下痢、冷え、浮腫みなど。
そしてこれらの症状と耳の不調との関連性はあるか。
このように耳の不調に強弱があって、どういう時に悪化するのかが明確で、さらに耳以外にも不調があるという場合は、漢方薬で改善される可能性が高いと思います。
上記の相談の方は、耳鳴りと難聴は日々ほとんど変化がなく、耳閉感は雨の日や生理前に悪化するのでこれだけでも改善したいとの事でした。
さらに生理前に胃痛、肩こり、頭痛があって痛み止めを使わないといられない。
そこで水の偏在を是正するとともに、頭部、耳、首筋の緊張をほぐして流れを良くする漢方薬を調合したところ、1か月後に耳詰まりが改善してきて、雨や生理時も大きく崩れることがなくなりました。
それと同時に生理前の不調もなくなり、今は穏やかに過ごされています。
以上のことを参考に、もう一度検討下さいませ~☆彡
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