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「生理前の腰痛」

更新日:3月16日

「2年前から生理1週間前になると必ず腰まわりが重だるく痛い。痛みが強い時は動くのが億劫になるので市販の鎮痛剤を飲むのですが、胃痛があるのでなるべく飲みたくない…」40代前半の方のご相談です。


月経前症候群(PMS)のご相談の中で、主訴ではないけれども不快な症状の一つとして多いのが腰痛です。生理に関する腰痛は腹痛とともに起こるもの、または単独で発症するものがあります。どちらにしても子宮から腰周辺の血行不良が原因と考えられます。


では子宮~腰まわりの血行を促せば腰痛は良くなるとなるという事になりますが、血流をよくするにも十人十色。冷える、疲れる、生理前など、いつ、どんな時に悪化するのかという情報が必要となります。


よくある病態としては、冷え(陽気不足)、筋の緊張(疏泄失調)、血行不良(陰血不足、お血)、体の虚弱(陰陽不足)などが考えられます。まずは素体の状態をみて、どんな時にどんな痛みが起こるのか、どうすると楽にどうすると悪化するのか、腰痛以外に関連して起こる症状はあるか等を聞いて病態を特定していきます。


漢方薬の処方集では腰痛というと、腎虚→六味地黄丸、腎虚+冷え→八味地黄丸とありますが、生理前の腰痛はこの方程式ではうまくいきません。以前にもお話ししましたが、生理に関わる痛みの根底にあるのは血行不良です。血流をどう動かすかが大切なポイントになります。

状態に合った漢方薬を服用されれば、腰痛は和らいでいくはず。

あきらめず、焦らず前向きに考えていきましょう~☆彡




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