漢方の煎じ薬をは初めてお渡しする時に、必ずといってもいいくらい質問されること、
「苦くないですか?」「飲みにくくないですか?」
味がまずくて飲めなかったらどうしよう…心配に思うのはみなさん同じです。
漢方薬のイメージとして、苦いものを鼻をつまんで我慢して飲む、と思っている方が多いようですが、実際に煎じ薬を飲まれている方からは「煎じている時の香りが好き」「おいしい」「もっと飲みたい」という声を頂いております。
香寿堂では9割以上の方が煎じ薬を飲まれていますが、初めて漢方相談をされた方には、まず薬を3~数日分お出しして、味、香りをみてもらってます。大丈夫そうであれば、その後は2週間分。2週間ごとに体の状態を確認しながら漢方薬を調整してお渡しする、というシステムです。
このようにすることで、味が合わなくて飲めないという方はいません。もしも飲めないという場合には、体の状態を考えながら生薬の種類や量を調整して飲みやすくします。
初めて煎じ薬を飲む方にお話ししていることですが、体が要求するものはスッと飲めます。飲みにくい、何だか受け付けない、という場合は薬が合っていないと私は考えます。
良薬口に苦し…漢方薬に関しては決してそうではないと思います。
食べ物もそうですが、体が欲しているものはおいしい~、まさにその感覚です。
ぜひ漢方薬のおいしさを、味わって頂きたいです。
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