「薬を塗ったり、エステに通ったり、サプリメントを飲んだり…化粧品、食事、運動などできることは何でも試してみたのですが、どうしてもニキビが良くならないんです。鏡で自分の顔を見るたびに憂鬱になって、落ち込んで、溜息ばかり。漢方薬がいいと言われ飲んでみたのですが、いいような変わらないような…」ニキビに悩んでいる30代女性のご相談です。
自分は漢方が合わないのかな?と思われたようですが、漢方薬が合わないのではなく、飲んだ薬が今のニキビの状態に合う漢方薬ではなかった、ということです。
ではどのように考えれば状態に合った漢方薬を選べるのでしょうか?
ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで細菌が繁殖して、炎症や化膿が起こる皮膚疾患です。皮膚病の漢方薬を選ぶ上で最も大切なことは、患部の状態をきちんと診ることです。ポイントとしてはニキビの色、大きさ、部位、化膿、勢い(変化の速さ)など。さらにどういった時に悪化するのか、良くなるのかが分かると、より病態を把握しやすくなります。漢方相談をお考えの方は、行かれる前に以上のことを参考にご自分のニキビをよくよく観察してみて下さい。
参考コラム:「大人のニキビ/思春期ニキビとの違い」
Comments