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漢方+α(食事編)

漢方薬をお出しする時に、「食べもので何か気を付けることはありますか?」といった質問を多く受けます。

それだけ食に関する意識が高いのはもちろん、その背景にはどうにかして早く体を変えていきたい、というメッセージなのだろう、と感じます。

そこで今回は、『漢方+食事』についてお話していきます。

漢方薬を飲まれている方は、その方向性に合った食事をとることは非常に大切です。

例えば、冷え性の方が生野菜やアイスばかり食べていたら、漢方薬を飲んでも良くならないのは当然です。

では、具体的にどうしたらいいのでしょう?


まずは、ご自分の体質を知ること。

分からなかったり迷ったら、漢方に詳しい薬局でお尋ねください。

そして、今までの食、調理法を見直して、体質に合ったものに変えてみる。そして体調がどうなるか経過を観察してみてください。

そして、こうしたら良かった、悪かったを選別して、良かったものだけ日々の生活に取り入れていく。この様な流れで行ってもらうと、より早く、体が進化していきます。


大まかではありますが、食について、体質別に気をつけてもらいたい点をまとめましたので参考にしてみてください。また、体質は一人一つではなく、いくつか重なり合って共存していることが多いです。その場合は、今現在、強く出ている症状をご自分のメインの体質と考えみて、他のところはサブとして参考程度にご覧になってください。


①胃弱タイプ   

脾胃気虚:少食、食後に眠い、いつも胃の存在を感じる、疲れやすいなど


 ・量より質を大切に (お肉、お魚、大豆製品など良質なタンパク質をしっかりとる)

 ・なるべく火の通した食品をとる (生野菜は温野菜に、お刺身は焼き魚or煮魚に)

 ・水分のとりすぎに注意する (特に夏場は冷たい飲み物を一気飲みせず、常温で少量ずつ)

 ・甘いものは控えめに (どうしても食べたい時は食後に少量)

 ・コーヒーならカフェインレス、なるべく胃に刺激的なものは避ける


②むくみタイプ   

水滞:体が浮腫む、重だるい、尿少ない、低気圧や雨の前後で体調が悪化


 ・塩分、水分のとりすぎに注意 (一気に飲まず少量ずつ)

 ・冷たいものより温かいものをとる

 ・甘いものは控えめに


③冷え性タイプ   

陽虚:体が寒い、手足が冷たい、動くのが億劫、何もしたくない、肩こり

 

 ・①に気をつける

 ・香辛料(コショウ、山椒、カレー粉など)を適度にとる

 ・香味野菜(ネギ、生姜、ニンニクなど)を上手にとりいれる

 ・冬は鍋料理がおすすめ


④のぼせ症タイプ  

肝陽上亢:急に顔が火照って熱くなる、電車の中で汗が止まらない


 ・香辛料(コショウ、山椒、カレー粉など)胃に熱を持つものを控える

 ・ニンニク、ショウガなどを控え、キュウリ、トマトなど夏野菜を積極的にとる

 ・ジャスミン茶、ミントティーなど気分がスッキリするお茶がおすすめ


⑤貧血タイプ  

血虚:顔が蒼白い、爪が割れる、肌髪が乾燥する、生理が遅れやすい

 

 ・①に気をつけて、いつも胃腸の状態を良くしておく

 ・緑黄色野菜をとる(油と一緒にとるとより効果的)

 ・色の濃いドライフルーツ(プルーン、レーズン、デーツ)をとる


以上です。

ご相談の中(特に女性)でもお話ししていますが、①~⑤全てのタイプにお勧めなのが、ドライフルーツ&ナッツです。甘いものが食べたい、口さみしい、小腹がすいた時に思い出してください。

ドライフルーツは果物を乾燥させ水分を抜いているので、甘みと栄養が凝集されているのが特徴。ナッツはビタミンEが豊富で抗酸化作用があるので、女性のお肌と髪を美しく保ってくれます。


体は食べたものできています。

それを上手くエネルギーに変えたり、循環させたりする調整役が漢方だと思ってください。


この機会に、ご自分の体にあった食スタイルを見つけていただけたら幸いです😋

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