いよいよカゼの季節です。
この時期は、板らんのど飴、天津感冒片、葛根湯など、お求めにいらっしゃる方が多いです。
その方たちに、今どんな症状ですかと伺うと 「今は大丈夫なのですが、カゼっぽい時にすぐに飲めるように」とのこと。みなさん、賢いです!
カゼは、いかに早い段階で症状を食い止められるかが勝負です。
ちょっと喉が変だな、何となく寒気がするな…
このような時にすぐに適切な対処をすることで、カゼをこじらせず、長引かせず、うまくやり過ごすことができます。
という訳で、今回はひき始めのカゼの対処法についてお話しします。
カゼの始まり方を主に2つのパターンに分けると、ノドの違和感、乾燥感、痛みなど、局部の炎症から起こるものと、寒け、くしゃみ、水鼻など、冷えの症状から起こるものがあります。
① 喉の症状からくるカゼ
・喉の違和感、乾燥感、軽い痛み
⇒ 板らん茶で1時間毎にうがい、外出時は板らんのど飴をなめる。
特に夜寝ている間は口中が乾燥しやすく、朝目が覚めた時に痛みを感じることが多いので、寝る前に板らん茶うがいを念入りにする。
・喉の強い痛み、体の熱感、発熱
⇒ 天津感冒片 (板らん茶うがいの併用で、より効果的)
このような炎症のある方は、カレーなど香辛料の強いもの、ニンニク料理、揚げ物などは炎症を助長するので控える。飲み物はコーヒーより緑茶を。
② 寒気、くしゃみ、水鼻
・何となく寒い、水鼻がでる(胃腸が弱いタイプ)
⇒ 桂枝湯、香蘇散
・寒気、くしゃみ、大量の鼻水(胃腸は問題ない)
⇒ 小青竜湯 ※鼻詰まりがでてきたら桔梗石膏 or 鼻淵丸を加える
・ゾクゾクする寒気、節々の痛み、発熱
⇒ 葛根湯、麻黄湯
このような症状は、寒邪(冷えによるカゼ)のため、必ず白湯などの温かい飲み物で飲む。さらに食事はネギや野菜をたっぷり入れた鍋焼きうどん、おかゆ等、消化がよく体が温まるものをとる。そしてゆっくり休む。
① ②以外にも症状が出ることがあると思いますので、何か分からないことがあればお気軽にお尋ねください。
カゼは、先手必勝! ひどくなる前に、上手にかわしていきましょうね~✊
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