「毎年、秋から冬は体中の皮ふがカサカサになって白く粉をふいて、特に手足が痒くてつらいです。保湿剤をぬって対処しているのですが、年々ひどくなる一方で…」50代女性より。
皮ふの表面は、汗などの水分と皮脂が混ざり合った皮脂膜によって覆われ保護されています。皮ふを潤すために必要な皮脂は、10~20代をピークに30代中ごろから減少するため、そのころから皮ふの乾燥やシワで悩んでいる方もいらっしゃいます。特にアトピー性皮膚炎や乾皮症の方は、元来のドライスキン、年齢による皮脂分泌量の低下、秋冬の低湿度などにより皮ふがより乾燥しやすく、サメ肌や皮膚硬化になることもあります。このような状態で痒みが強くでている場合には、適切なスキンケアとともに、皮ふを内側から潤したり痒みを抑える漢方薬が必要です。
そこまでではなく、とにかく乾燥して困っているという方へ今回は簡単なスキンケア法をご紹介します。
今使っている保湿剤があればそちらをお使いください。お持ちでない方はリスブランのナチュラルスキンオイル(深海に生息するオレンジラフィーという魚の油で、人の皮脂に近いため刺激が少なく肌になじみやすい)がお勧めです。詳しくは「リスブラン化粧品」のページをご覧ください。https://www.kampo-kojyudo.com/blank-6
保湿剤を塗るタイミングで一番大切なのは、お風呂上り。その方法ですが、お風呂上りにタオルで体をふく時は軽く水滴をとる程度におさえるように水を拭い、その後すばやく保湿剤を両手に広げて乾燥部分にぬる。体が完全に乾く前にぬるのがポイントです。そうすることで油が水の蒸発を抑えて皮ふの乾燥を防いでくれます。
気をつけていただきたいのは、赤み、腫れ、熱感など炎症のある場合にはこの方法はお勧めできません。オイルで蓋をすることで熱がこもる可能性があるからです。
あとは、シャワーだけでなくなるべく湯船につかるように。そして体や頭を洗う石鹸やシャンプーは低刺激なものをお選びください。
以上、30代からの乾燥肌対策でした。
ぜひぜひお試しくださいませ~☆彡
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