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「雨、低気圧による頭痛(気象病頭痛)」

最終更新: 7月17日

雨が降りそうな時、低気圧が近づいてきた時に頭痛スイッチが入る…

梅雨のこの時期、このような相談が増えています。

急な頭痛の背後に、湿度や気圧の変化が影響している、一種の気象病です。

では、どんな方が気象病頭痛になりやすいのでしょう?

相談にいらしている方を分析してみたところ、次のことが見えてきました。

まず初めに、気象病頭痛になりやすい方は、体の中に湿(水)を溜め込みやすい傾向にあります。

「内湿は外湿をよぶ」

すなわち、水分代謝が悪い状態になると、雨や湿度(外湿)の影響を受けやすくなります。


では、なぜ水分代謝は悪くなるのでしょうか?


1.胃腸が弱い

このタイプの方は、水を飲んでも胃腸でしっかり吸収できないため、行き場のなくなった過剰な水が全身の至る所に溜まりやすくなります。

胃に溜まれば、チャポチャポする(腹水音)、吐き気、食欲不振。

腸に溜まれば、下腹部がグルグル鳴る、下痢軟便になりやすい。

皮下に溜まれば、浮腫みやすい。

また普段から食が細く、少し暴飲暴食するとしばらく食欲がなくなる、等の傾向があります。

漢方薬では、胃腸の働きを整える、六君子湯、人参湯の適応となります。


2.過剰な水分摂取

喉が渇いていなくても何となくお茶を飲む、毎晩缶ビールを飲む、という方は、摂取する水分量が多いことが考えられます。

特に冷たいものを一気にゴクゴク飲む、という飲み方は注意が必要です。

なぜなら、冷たいものが胃腸に大量に入るということは、胃腸が冷えて働きが悪くなり、水を十分に吸収、代謝できなくなるからです。

気象病頭痛の方は、水分量、水分のとり方、これらを一度見直してみてください。

また、このタイプの方は、飲む量に対して尿量が少ない傾向があります。

尿の排泄量が少ないということは、飲んだ水が体のどこかに溜まっているということ。

漢方薬では、むくみ、口渇、尿不利に五苓散がよく使われます。


3.筋肉量が少ない

普段運動は何もしていない、運動は好きではない、ぽっちゃり体型、という方はこのタイプのことが多いです。

では体の筋肉量が少ないと、なぜ雨や、低気圧による頭痛になりやすいのでしょう?

それは体に必要な水は、筋肉に保持されている割合が大きいからです。

そのため、筋量が多い人ほど気象病頭痛にはなりにくいと考えられます。

ジムへ通ったり、何か新しい運動に挑戦するというより、お買い物ついでにウォーキング、昼食前にスクワット、というように、いつものライフスタイルに+αする感覚で始められるといいと思います。


これらを纏めますと、気象病頭痛を予防するには、

☆腹八分目にして、胃腸に負担をかけない

☆水分補給は、冷たくないものを少しずつ飲む

☆ライフスタイルの中に+αの運動をとり入れてみる


以上、少しでも参考になれば嬉しく思います。

これからも、雨、低気圧はやってきます。

何がきても、動じない体に、一緒にしていきましょう~

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