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「閉経期に生理、体調はどうなる?」

kampo-kojyudo

更新日:3月2日


「今まで生理周期の乱れはなかったのですが、今回半月位遅れたのでPMS(月経前症候群)がいつもより長く、強く感じられてつらかった。生理がくるようで来ない感覚は、何ともいえずもどかしい。そろそろ閉経の年齢になるので、これから生理と体調がどうなって行くのか心配…」49才女性のご相談です。



閉経期に自分の体がどう変化していくのかを不安に思っている方はとても多いです。そこで今回は、実際に今まで漢方相談にいらした方、または現在相談にみえてる方の症状についてお伝えしたいと思います。


まず閉経期の生理に関しては、周期が大幅に乱れる、出血量が少ない~非常に多い、不正出血が止まらないなど一定しません。

体調ではPMSのようなホットフラッシュ、発汗、めまい、頭痛、動悸などが日常的に起こる。精神面では情緒の不安定さ、気分の落ち込み、無気力など。

生理の乱れと心身の不調は一緒に起こることもあればどちらか一方であったり、タイミングがずれたり様々です。これらは人によって違うため、事前の予測は難しいと思われます。


一般的に閉経期はエストロゲンの分泌量が低下し、ホルモンや自律神経のバランスが乱れるため、血流・水分代謝・精神に大きな影響を与えます。特に体に力がある方は、急激に、激しい症状として現れる傾向があります。一方では日常生活に支障なく閉経を迎えられた方もいらっしゃると思います。このように個人差のある疾患は、漢方薬が最も得意とする分野といえます。ただし閉経期だから加味逍遥散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散という短絡的な選薬では効果を実感するのは難しいかもしれません。その時は個々の体の状態をきちんと診てもらえる医療機関で相談して下さい。体に合うものを服用されれば、閉経期をより穏やかに過ごすことができます。


閉経は女性の体の自然な現象です。

揺らぎを最小限にして、スムーズに着地できるようにしていきましょう☆彡


生薬
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