- kampo-kojyudo
「花粉症を上手にやり過ごす」~実例1
数日前からクシャミ、鼻水、喉がイガイガ、目が痒い…という典型的な花粉症の症状がある60代の女性です。海外での生活が長く、2年前に日本に帰ってから花粉症が発症して、去年は本当につらかったと…。

花粉症は期間限定の症状なので、その時だけ上手くやり過ごせればいいのですが、胃の調子が悪くなったり体がだるくなったりと、体全体の調子が悪くなると気分も憂鬱になります。
この方は今までは、症状がひどい時だけ病院で処方された点鼻、点眼薬を使ってましたが、スッキリしなかったのと、抗アレルギー剤など内服薬を飲むと胃の調子が悪くなるので、飲まずにどうにか過ごしていたそうです。朝に連発するクシャミ、鼻水、そして何となくいつも喉がムズかゆく声がかれてる感じ、そして胃腸が弱い。自分の中でこれで行ける、という処方が直ぐに浮かびましたが、薬に対してとても繊細な方なので、煎じ薬を飲んでもらうことにしました。花粉症、風邪薬などの急性~亜急性疾患はせんじ薬の方が断然効果が早いのと、患者さまの反応をみながら生薬の量、種類を調整できるからです。実際にこの方は、目の痒い時に点眼薬は使っていましたが、一週間で鼻、喉の症状は気にならなくなりました。
西洋薬でこぼれ落ちた症状を漢方で拾い上げて改善する、この方法が「花粉症を上手にやり過ごす」秘訣だと思います。
西洋、東洋のいいとこどりですね(^^)/
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