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  • kampo-kojyudo

「自律神経失調症」

更新日:3月1日

「最近、自律神経が乱れているようで体調がよくないです。頭がボーっとしてクラクラしたり、急にカーとして汗が止まらなかったり、ドキドキしたり一日の中で症状が出たり引込んだりでつらい…」60代女性のご相談です。

心臓、肺、胃腸などの内臓、血管の収縮や拡張、汗腺の開閉などは、すべて自律神経の働きによって統制されています。そのため手足を動かすように自分の意識で心拍を上げたり、血圧を下げたり、汗を止めたりはできないのです。さらに自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は興奮、緊張、収縮といった活動を促すように、副交感神経は鎮静、弛緩、拡張など活動を抑えるよう働きまます。このような相反する働きをコントロールすることで人の体の恒常性は保たれてます。

自律神経失調症で実際に漢方相談にいらっしゃる方の症状をみてみると、頭がボーっとする、クラクラ・フワフワなど眩暈、耳鳴り、動悸、不安感、寝つきが悪い、眠りが浅い、カーっとのぼせる、汗が止まらない、体が怠い、眠い、むくみ、便通が安定しない、情緒不安定など。これらの症状が一日、一週間の中でも出たり引込んだり波があるのが特徴。さらに急に雨が降るぞ、急に気温が上がるぞという気圧や温度変化に反応して症状がでることも。

このような症状を和らげる、すなわち自律神経のバランスを整えるにはどうしたらいいのかですが、まず2つご紹介します。

一つめは深呼吸、腹式呼吸。鼻から新鮮な空気をお腹いっぱいに入れるよう吸い込み、そしてゆっくりと口から吐く。体に必要なものを取り込んで、要らないものを出すイメージで。他のことを考えず呼吸にだけ意識を集中させてやってみて下さい。気持ちが落ちついて体が少し楽になってきます。

二つめは好きなことで気持ちをリラックスさせる。これは症状が激しい時には難しいですが、比較的軽い不調の時は自分の意識を別のところに向けることでやり過ごせることがあります。ある方は調子が悪いと感じたら、緑道へ行って思いっきり草木の香りを感じながら歩くと気分がよくなると話してました。心と体が喜ぶこと、自分を解放できる場所は心のお守りになります。普段からぜひ探してみて下さい。

今までのことは症状が起こった時の対処方、やり過ごし方になりますが、症状がくり返し起こらないよう自律神経のバランスをよりいい状態に保つ方法は、みなさんの日々の生活の中にあると思います。大切なことは“食、睡眠、動く、休む”。何となく怠い、眠い、フワフワして調子が悪いなと感じたら、基本的な生活をまず見直してみて下さい。そして過不足があればそこを修正していく、そうすることで体は変わってきます。

それでも不調があるときは、漢方薬の出番です!



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