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「睡眠の質を上げる/ライフスタイル」

  • kampo-kojyudo
  • 2023年9月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月23日

「3年前に仕事を辞めてから眠れなくなった。週の半分は寝つきが悪く、眠れても夜中と明け方に目が覚めてしまう。なるべく眠剤など使わず眠れるように…」40代後半、女性のご相談です。

入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒など睡眠に関するご相談は、特に春と秋の季節の変わり目に多いように感じます。その中には、眠りに良いとされる漢方薬をいろいろ試してみたけれど効果が実感できなかったと言われることも。それは当然な話で、人によって体の状態、体質、環境などが違うため“一般的に睡眠にいいとされる漢方薬”だけで睡眠を改善へ導くのは難しいと思います。ブログ「眠れない」にも書きましたが、漢方薬で睡眠の質を上げていく過程で最も大切なことは、その方の眠りに何が必要かを見極めること。それを診て適切な漢方薬を選ぶことができれば、少しずつ眠りの質は上がってくるはずです。

それと共に大事なことは、日々の生活スタイル。普段の漢方相談の中で、もう少しこうした方がと思うところを簡単に纏めてみました。

☆日中、小まめに体を動かす

日中は体を動かし、日が沈んだら体を休めて眠るというのが自然と調和した人のリズム。今の時代では難しいですが、なるべくこの流れに沿ったライフスタイルを考えてみて。日中は活動的に、夜は穏やかに過ごすように意識してみる。

新たなスポーツを始めてもいいですが、お風呂上りにストレッチや買い物ついでにウォーキングなど日常の中に無理なく組み込めるものがお勧め。無理せず続けられそうなことから始めてみる。

☆夕食は過ぎないように

一日の中でホッとできる食事が夕食。そのため食事、お酒、甘いものを食べ過ぎる傾向に。なるべく食事はよく噛んでゆっくり食べて、もう少し食べたないと思う腹八分目で止める。食べ過ぎると寝るまでに消化されず寝つきが悪く朝起きにくい傾向に。夕食から寝るまでの時間が短い時は、薄味で消化のいいものを選ぶ。

☆寝るための準備をする

布団に入る1~2時間前にはスマートホン、パソコンはなるべく見ない、自分が不安になりそうなマイナス情報は入れないよう意識する。そして好きな音楽、本、アロマなどの力を借りて、なるべくリラックスできる環境をつくる。夜遅くまで仕事や家事されてる方は、短い時間でもこのリラックスタイムを持つよう頑張ってみて。


眠れないという日々が続くのは本当につらいことです。ライフスタイルを少し変えてみたら睡眠の質が上がったという声も実際にあります。参考になるところがあれば、ぜひ今日から始めてみて下さいね!


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