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「皮ふ病/ステロイド外用薬をどう使う?使わない?」

更新日:10月1日

「幼少期からアトピー性皮膚炎で、痒みがひどくなるとステロイド外用剤で対処してたのですが、止めると悪化するので結局ぬり続けるしかなくて…このままでは根本解決にならないので脱ステしたくて漢方の方へ…」

皮ふ病にステロイド外用薬、止めたいけれど止められない。どうしたらいいのでしょう?

ステロイド外用剤は、体内で産生されるステロイドホルモンを人口合成して作られた薬で、炎症を速やかに鎮めます。長期的に使うと、皮ふが薄くなったり、感染症に罹りやすい等の副作用の心配はありますが、急性の皮膚炎を治めるには必要不可欠なものとなっています。

私の経験からみても、表皮の炎症を抑える効果は高いと感じます。炎症のある皮ふに数日塗ると、あっという間にきれいになります。しかし当然のことながら減量したり中止すると、再熱してくるるケースが多い。

このくり返す炎症に関しては、以前のブログに詳細がありますので参考にご覧ください。

↓ ↓ ↓

「アトピー性皮膚炎/なぜ漢方薬が求められるのか?」「アトピー性皮膚炎/くり返す炎症を鎮める」


皮ふ病で炎症がある時に考えるポイントとしては、その炎症が虫刺されのような一過性のものなのか、くり返すものなのか見分けること。一過性のものならばステロイド剤を適切に使い、ゆっくり減量していけば短期間で良くなります。

厄介なのは、くり返し炎症が起こるタイプ。慢性湿疹やアトピー性皮膚炎などは、いったん炎症を抑えても体の中に火種があるため、ステロイド剤で一時的に炎症を抑えても塗らなくなれば再熱します。それが一昔前によく言われていた、ステロイドのリバウンド症状。ステロイドの副作用と思われがちですが、薬の影響というよりは体の中に燻る炎症の元(火種)が原因です。その火種が大きければ大きい程、再熱症状は強く現れます。


では、このようなタイプの皮ふ病はどうしたら良いのでしょう?

先ず、炎症をひき起こす火種を小さくするため、漢方を専門とする医療機関へ行って漢方薬を処方してもらう。状態に合わせるのに少し時間が必要ですので、その間、夜痒みがつらくて眠れない、掻いてしまうなどあれば、寝る前だけステロイド剤をぬる。漢方薬が合ってくれば、ステロイド剤を使わなくても眠れるようになるはずです。

私見になりますが、決してステロイド剤が×、漢方薬が〇という事ではないと思います。

それぞれの特性を理解し、夫々の長所を生かして使うことで、心身に負担をかけず、くり返す炎症を鎮めていく、それが最良の方法と考えています。


薬を上手に使って、みなさんが本来もつ美しい素肌に、一緒に戻していきましょう~☆彡

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