「皮膚をきれいにしたい、痒みを和らげたい、ステロイド外用薬をなるべく使いたくない…」
このような思いから色々なものを試してみて、そして漢方へ。
ここ最近、アトピー性皮膚炎、湿疹、ニキビ、じんま疹など皮膚疾患のご相談が増えてきてます。そこで、これから漢方薬を始めてみよう、あるいは始めてみようか検討中の方へ、お願いを3つさせて下さい。これらは今まで皮膚病の漢方相談を通して、特に大切だと感じていることです。受け入れていただくことによって皮膚の状態と薬をより正確に合わせられるため効果も速やかになります。皮膚病は繊細な変化が視覚的に分かるため、薬を服用された後の経過をしっかり見ていかなければなりません。漢方薬と皮膚との対話が必要なのです。どうかご理解くださるようお願いいたします。
☆漢方薬は煎じ薬で
漢方薬の形態として、粉薬(エキス剤)と煎じ薬(お茶タイプ)があります。煎じ薬は1日1回40分くらい煮だす手間が必要となりますが、一人ひとりの状態に合わせて必要な生薬を選んで調合できるのが大きな利点です。皮膚病は季節、体調、ストレスなどさまざまな要因で変化しやすいため、微調整のできる煎じ薬がおすすめです。
☆初めは小まめに薬局へお通いください
お薬は初回に3日~数日分お渡しして、まず味が大丈夫かどうかみてもらいます。問題がなく飲めれば5~7日分、お薬の方向性が決まったら14日分と少しずつ間隔をのばして皮膚の状態をみながら薬を調整していきます。
☆生活習慣を見直していきましょう
他の疾患も然りですが、皮膚病は特に食事と睡眠が大切になります。皮膚を含む体は食べたものが栄養となって血肉となるので、食事内容、量、時間など必要があればアドバイスさせていただきます。さらに皮膚の修復、再生されるのは寝ている間ですので、睡眠時間と質はとても大事です。
以上、何か分からないこと不安なことがあれば、いつでもご連絡くださいませ~
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