「半年前から肌荒れがひどく、お化粧のりがわるく困っていました。特に頬がザラザラ、ザラザラ…まるで貝殻を触っているような硬い肌。ちょっといい化粧水や美容液を使ってみたけど変わらない。ファンデーションで隠そうと思って厚塗りするとひび割れしてしまう。結局、何をぬっても肌がうけつけず弾いてしまう…なぜ、こんな肌に…?と考えてみたところ、仕事が忙しくて睡眠時間が短くなった。それと、疲れてご飯をつくるのが億劫になってお弁当やお惣菜を買ってくる日が増えた。それに気づいてから、なるべく早寝、自炊するようにしたら…」20代女性の経験談です。
この方は生理痛で漢方薬を飲まれていて、先日相談にみえた時の話なのですが、結局この方の肌荒れは良くなりました。
これはご自分の力、努力です。すばらしい!
毎日忙しい中、自分のために食事をつくる、というのは大変です。まとめて作って冷凍したり、時短でできる本をよんだり、日々工夫しながら続けていったそうです。そのうち、肌の状態が少しずつ変わるのを感じて、最近は自炊が楽しいと話してくれました。
ここで気づかせてもらったこと…それは、毎日の食事と睡眠で皮ふの状態は変わる。やはり、食事と睡眠は皮膚病の養生では欠かせないのです。ですので、施術者としてライフスタイルを伺うのは必須、そして改善が必要なところを患者様と一緒に考える。あらためて心に深く刻まねばと思いました。忙しい環境の方ほど、状況が分かり養生のお話しを有耶無耶にしていた自分を反省です。その先に光があるならば、きちんとお伝えせねばですね。私も、今日から変わります!
Comments