• kampo-kojyudo

「漢方&西洋薬の併用/注意点」


始めて漢方薬を飲まれる方からのご質問で、

「今まで病院から処方されている薬と漢方薬を、一緒に飲んでも大丈夫ですか?」

さらに、長く漢方を飲まれている方より、

「急遽、抗生剤を飲むことになったのですが、漢方薬との相互作用は大丈夫ですか?」

基本的に併用しても問題ないのですが、注意点が…

漢方薬と西洋薬は原料や作用の仕方が異なるため、併用することで作用が増強したり弱まったりしたケースは、私経験ではありません。だからと言って全く心配はないのか、と言うとそうではありません。

注意点としては2つ。

病院から漢方薬が処方されていたりドラックストアで漢方薬を買って飲んでいる等、複数の医療機関で漢方薬をもらっている場合です。例えば更年期のホットフラッシュで、漢方薬局から血の熱を冷ます牡丹皮、山梔子の入った加味逍遥散をお渡しして、病院では体を温める附子の入った真武湯、八味丸が処方されていた場合、血熱が冷めず、ホットフラッシュが一向に治まらないことがあります。また加味逍遥散を飲んでいる時に、首筋がゾクゾクする寒気の強い風邪をひいて葛根湯を飲んだが、いつもの効果が実感できず風が長引いてしまったというケースもあります。このような時は、先急後緩。急を要するカゼを優先し、その後慢性病の治療へ。まずは葛根湯のみお飲みください。

またいくつかの医療機関で漢方薬を数種類処方されている場合は、その中の甘草の量を見てみてください。1日の総量が2.5g以上ですと、偽アルドステロン症(血圧上昇のホルモン値が高くなくても高血圧、むくみ、四肢倦怠がある)のリスクを来すことがあります。個人差があるため、2.5gは目安です。これ以下でも起こる、以上でも起こらない方がいらっしゃいます。このような事は、漢方専門の医療機関でしたら把握しておりますので、自己判断がご心配な時には、遠慮なくご相談してみてください。

最後に私見になりますが、西洋薬、サプリメント、漢方薬など、何かを始める時は一つずつ。今まで飲んでいた「持薬+新たな漢方薬」はいいですが、例えば「新薬+新漢方薬」または「新漢方薬+新サプリメント」はどちらが良いのか悪いのか効果が見えにくいからです。

せっかく飲むのであれば、効果あるものを持薬にして頂きたいです。






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