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  • kampo-kojyudo

「漢方薬で心をコントロールできる?」

「海外出張が決まってから不安感が強くなり、夜2~3時間ごとにパッと目が覚めて、その後眠れない。日中も気持ちが落ちつかず、モヤモヤしたり血の気が引くような感覚に…」30代男性のご相談です。

この方のように心、すなわち感情がある方向に偏りやすいというご相談があります。特に10~30代に多く、不安感の他にイライラ、うつうつ、焦り、緊張、興奮しやすいなども。分かっていても勝手にこのような感情に陥ってしまう、穴にすっぽり入ってしまったかのようにそこから抜け出せない状態に。

ストレスによる心の乱れが体に現れたり、体の不調によって心が不安定になったりとどちらのケースもありますが、日常生活に支障が出るようであれば早めに対処したいところです。

上記の方は不安感のほかに不眠、動悸、ノドの痞え、ムカムカなど心の痞えが体の弱いところに出ていたため、半夏厚朴湯加減を服用していただきました。1か月位で眠れるようになり、3か月後には落ち着いた気持ちでヨーロッパへ出航されました。今でも帰国時には漢方薬を飲みたいと連絡をいただきます。

喜怒哀楽は人の自然な感情です。それは素直に受け入れていいのですが、それが行き過ぎてしまうと心から体へ表出してしまう、また逆もあり得るのです。

漢方薬は心をコントロールするというより、心と体、双方の偏りをなくし調整するように働きます。北里研究所東洋医学総合研究所元所長の花輪嘉彦先生は「漢方には表裏はあるが、心と体を区別しない」と話されています。現代医学では心と体、メンタルとフィジカルと区別して病をみることが多いですが、漢方の視点では分ける必要がないのです。すなわち心の病も体の病もある病因により起こっている症状で、その病因に合った漢方薬を服用することで心身ともに改善していく、と捉えて頂ければと思います。

理解しにくい部分もあると思いますが、心身ともに不調のある時は漢方薬はお勧めですよ~🎄


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