先日ヨーロッパ在住の方が3年ぶりに帰国し、あまりの暑さに驚いていました。年々炎上している日本の夏。残暑の頃に上手にケアすることで、夏に損傷した体を調整し回復させてくれます。
さあ、今から準備をしていきましょう!
ここ数年の暑さは5~6月から始まり、7~8月中旬をピークに、その後少しずつ落ちつきますが、日中と朝夕の気温差が大きかったり、急に暑い日や急に寒い日など9月頃までは変化の大きい気候になりそうです。暑中の暑さがひどくなる程、残暑の気候の揺れも大きくなるように感じます。このような気候や気象の激しい変化に体をどう対応させていくか、維持させていくかをこれから皆さんと一緒に真剣に考えていかなければと思っています。
そこで今回は残暑といわれる8月7日(立秋)~9月の過ごし方について、2つのポイントをお伝えします。
☆酷暑で疲れた体と胃腸を労わる
厳しい暑さは暑邪といって、人の気(気力)と津液(水)を失う。これらを生活の中で養う方法は、飲食と睡眠。とにかく沢山食べて、飲んで、寝るというのでなく、過ぎずに旬のものをとる、というのが最も大切。具体的に飲食は腹八分目、ゆっくり味わいながらもう少し食べたいなと思う程度で止める。
飲み物は少量ずつゆっくりと、体にしみ込ませるように飲む。
また8月中旬以降はブドウやナシなど豊潤な果物が旬を迎えますが、食べすぎると胃腸を冷やすので気をつけて。
睡眠は7~8時間を目安に、なるべく毎日同じ時間に寝起きする。
☆涼しくなっても一気に動き始めない
暑さが落ちつくと、急に食欲が増して外出やスポーツなど活動欲がでてくる。食は体を滋養し、運動は筋力をつけて血流を促すため、両者とも体にとって必要不可欠なこと。しかし、欲求や意欲にまかせて食事量や活動量を急に増やすと胃腸や体の負担になるので注意が必要。ゆっくりと体の反応をみながら食・動・休のバランスを考える。
以上となりますが、残暑から秋へと健やかに体が対応できるようにしていきましょう☆彡
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