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  • kampo-kojyudo

「春の不調/自分の体を知る」

更新日:2月26日

「春になると体がフワフワして、頭痛、のぼせ、倦怠感、眠気、胃腸の不調などが日替わりであるので、毎年この季節は不安で…」46才女性のご相談です。

春先になるとこのような方が多くなるのですが、それは何故でしょう?これは冬から春に移り変わる気候の影響が大きいと考えられます。春先の2~3月は木の芽どきと言われ、草木の新芽が芽吹くころ、すなわち新たなものを生み出すパワーがでてくる時季といえます。それと同時に天候や気圧、気温が変わりやすく不安定なため、自律神経のバランスが乱れて体調不良を起こしやすいとも言われてます。

このような季節を心地よく活発に過ごせる方と不調が続いてつらい方とは何が違うのでしょうか。まず春の不調のある方は圧倒的に女性、特に20~50代です。さらに春だけではなく一年を通して気象、環境、ストレスに敏感に反応する傾向もあります。また筋肉量が少なく運動習慣の少ない方にも多いです。春という季節は急激に陽気(温める、動かす、上昇、発散させる力)が盛んになるため、筋量がなく体を安定させる重しが弱いと急激な変化に体が持ちこたえられず不安定になります。体が揺れると、心も当然揺れてきます。

よくある症状には、体がだるい、眠い、フワフワする、顔がほてる、気力がない、胃の不快感、食欲不振、下痢軟便、PMS(月経前症候群)が顕著になるなど。一度にこれらの症状が起こるというより、日替わりや一日の中でいろいろな症状が出たり引っ込んだり、モグラたたきのよだと表現される方もいらっしゃいます。

中医学ではこのような病理を「肝気鬱結」「肝鬱化火」といって、肝気をスムーズに巡らせる加味逍遥散、逍遥散、抑肝散加陳皮半夏湯、四逆散、柴胡桂枝湯など柴胡剤とわれる処方を使うことが多いですが、実際これらの処方を服用しても良くならないケースもみられます。これは治療者側の問題になりますが、漢方薬を選ぶ上で最も大切なことは病態の把握です。「どこで何が起こっているのか」、これを考えずに処方を使ってもなかなか効果に繋がりません。

また「いつ、どんな時に○○の症状が出やすい、〇〇と○○は関連して起こる」などの情報があるとより正確に病態を把握しやすくなりますので、漢方相談をお考えの方はご自分の体をよくよく観察されてみて下さい_(._.)_



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