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「朝起きた時、指がこわばる…」

「以前から時々、朝起きた時に指が動かしにくいと感じていたのですが、最近は毎朝目が覚めると

指が固まって動かないんです。暫くすると少しずつ動いてくるのですが、リュウマチの前兆かしら?

すぐに家事を始めたくても出来ず、もどかしいばかり…」

このような症状は、40~50代の更年期に多くみられます。エストロゲン分泌の減少により、関節を支える筋肉や腱の弾力性、柔軟性がなくなるためと言われています。

手の指だけでなく、腕や足もこわばり動かしにくいケースもあります。

東洋医学的には、閉経前後に陰血(体を潤し、血流を安定させる)が不足するため、長時間動かさないと血流が悪くなり、筋肉や腱が凝り固まり動きが悪くなると考えられます。

漢方の対処としては、陰血を補い、血行を促すよう働きかけます。にします。川で例えると、水量をまして川の流れを安定させる、という作戦です。

一般的には、桂枝加朮附湯がよく使われますが、これだけでは陰血の不足を補いきれないことも多いです。更に、冷えや水の代謝の考慮も必要なため、体の状態をきちんと把握し、適切な調整が必要となります。

これは、どんな症状でも同じです。

個体差と症状を考慮した漢方薬を服用されることが、効果を実感できるポイントとです。


指のこわばりが続いてお困りの方は、ぜひ一度ご相談にいらして下さい。

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