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「月経前症候群(PMS)を和らげる生活」

「生理1週間前頃になるとイライラ、ウツウツと気分の浮き沈みを強く感じるのと、過食、浮腫み、胃腸の調子も悪くなる。さらに体が重だるく起きていられず、一日中横になっている日も…」30代後半の方のご相談です。

生理に関するサイクルで体調が悪くなる、日常生活がいつも通りできなくなるという方はとても多いです。その中でも多いのが、生理前の不調。今までのご相談でよくある症状として、精神面ではイライラ、ウツウツしやすい、不安や焦燥感、憤りを強く感じる、ネガティブな思考になりやすいなど。普段なら上手く流せるようなことでも生理前になると人の言動が許せず、ご主人と喧嘩になったり子供に当たってしまったりというケースがよくみられます。身体面では倦怠感、眠気、便秘、下痢、むくみ、ニキビ、肌荒れ、過食(スナック菓子、甘いものが無性に食べたくなる)、吐き気など。

このような不調が毎月生理前に、生活に支障をきたすレベル起こるというのは本当につらいことと思います。

そこで今回は、PMSを和らげるための生活のポイントについてお話しします。

生理前の体の状態は、子宮に経血を蓄えるため血液、水分の代謝が急激に落ち、さらに自律神経のバランスが不安定になります。中医学でいう気血水の流れが悪くなり、心と体を自分でコントロールしにくくなるのです。このような状態を和らげる対策としては、血流を良くして代謝を上げること、そして自律神経のバランスを整えることです。具体的には“体を動かす、ストレスを溜めない”。体を動かす→スポーツと考えると気合を入れて新たに何か始めなければと思いますが、それでは続きません。例えばデスクワークが多ければお風呂上りに音楽を聴きながらストレッチをする、休日に好きなお店までウォーキングする、動画をみながらヨガや筋トレをする。このように日常生活の中で無理なく、楽しみながらできそうなことを考えてみて下さい。

自律神経のバランスを整える方法はいろいろありますが、PMSで情緒不安定になりやすい方はストレスを溜めないことが大切です。それには自分の好きなことをして、心が満たされる時間を持つこと。好きな場所へ行く、本を読む、音楽を聴く、人と会う…何でも構いません。一つ気をつけて頂きたいことは、食べ物やお酒でストレスを発散する場合はくれぐれも過ぎないよう、楽しめる程度に!食は体を養うために必要なものですが、過ぎると体を傷つけます。

以上となりますが、参考になる部分があれば是非ご自分の生活にとり入れてみて下さい。

PMSが少しでも楽になることで、生活の質が向上していきますように~_(._.)_


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