「更年期の心の乱れ」
- kampo-kojyudo
- 2025年6月14日
- 読了時間: 2分
「半年前からどうしても感情のコントロールができない。家族に対して急にイライラしたり、ひどく落ち込んで何も手につかなかったり、ジェットコースターみたいで疲れてしまう…」50代女性のご相談です。

更年期と云われる40~50代に、急に心のバランスがとれなくなったという方がいます。
更年期は閉経に向けて子宮や卵巣の機能が低下することで、自律神経が乱れるために心と身体の不調が起こりやすいと言われてます。
線香花火で例えると、パチパチと勢いよく火花を散らしていたのが終わりに近づくと、急に小さくなったり大きくなったりを繰り返して、赤い玉がポトッと落ちる。このような現象が人の体でも起こっていると考えると、子宮や卵巣の機能が少しずつ衰退していく過程の中で、心の揺れが大きくなったり小さくなったりして制御不能な状態になってしまうことがあります。
急激な怒り、悲しみ、不安、焦り、緊張などが荒波のように一気に押し寄せては引いていく。今までに経験したことのないような感情の揺れを受け入れるのは、本当につらく苦しいことと思います。
漢方薬で感情の起伏が激しい時には加味逍遥散や抑肝散などがよく使われますが、服用してもあまり効果を実感できなかったという方もいます。
それは何故かというと、病態が合っていなかったかから。
心の乱れといっても、心だけではなく体にも少なからず影響がでていると思われます。胃腸の状態、睡眠、冷え、のぼせ、動悸、めまい等の体からのサインをきちんと観ることが大切になります。
そのサインから根本にある病理を正しく把握できれば、漢方薬で改善するはずです。
上記の方は感情の不安定さの他に胸苦しさがあり、気を巡らせる漢方薬の中でもよりシンプルな処方にして投薬したところ、1週間で感情の波が少なくなり、1か月後にはイライラ、落ち込み、胸苦しさがなくなって穏やかに生活できるようになったとの事。
更年期の心の乱れは、人に話してもなかなか理解してもらえないことがあるかと思います。生活に支障がでるような時は、漢方薬も一つの手段として検討されてみて下さい☆彡
参考コラム:「漢方薬で心をコントロールできる?」




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