「明け方の寝汗」
- kampo-kojyudo
- 2025年8月8日
- 読了時間: 2分
「2年前頃から寝汗をかくようになって最近は特にひどい。毎日明け方になると全身びっしょりで目が覚めて寝具を全部とりかえないと…」30代後半の方のご相談です。

寝汗のご相談は40代以降の方が多いように感じます。これは年齢とともに体から水分が抜けて乾いていく傾向にあり、そのため皮膚が乾燥してガサガサしたり、鼻や口の粘膜が乾きやすいくなります。くだもので例えると、葡萄がレーズンになっていくイメージ。すると体は熱を持ちやすく、夜から朝に変わる陰陽の切り替わる時間帯に体の熱が高まって汗として発散する、と考えられます。
東洋医学では虚熱という病態で、線の細い子供や高齢の方にみられる傾向はありますが、年齢に関わらず、激しいスポーツ後や発熱後などの体力を消耗した時、また女性では生理前にこのような状態が起こりやすくなります。
ただし寝汗は虚熱だけでなく、煩躁による興奮状態、血熱、虚労などでも起こってくるため、どのような病態であるかを正確に掴むことが大切です。どんな疾患にも言えることですが、その見立てこそ漢方薬の効果を左右するといっても過言ではありません。
上の女性の寝汗は2年前からで、その頃から低用量ピルを服用して激しい生理痛とPMSが楽になりました。ただ生理が2週間続いて量が多いため、貧血ぽく体がしんどい。さらに寝つきが悪く、夢が多い。
生理が2週間つづいて出血量が多く、顔色が悪く、睡眠障害もあるため血の消耗による陰陽の不安定さが明け方の寝汗に繋がっていると考えて薬を調合。3週間後にきた生理が1週間で終わり、その頃から寝汗の量が減って気にならない日も。まだ波はありますが、寝具の洗濯がへったと喜んでいらっしゃいます。
このように漢方では、生理が整うことで様々な体の不調が改善することはよくあります。不思議に感じるかもしれませんが、体全体を調整してくれるのが漢方薬の特長です。
寝汗がつづく時、体に不調がある時は漢方薬を検討されてみて下さい☆彡
参考コラム:「生理前の寝汗」




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