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「夏バテ予防」

「暑くなると食欲が落ちて、体がとにかく怠いです。何もやりたくないので家でゴロゴロ寝てばかり。夕方になると食欲がでてくるので麺類やアイスクリームなど冷たくてのど越しのいいものを食べます。他には疲れやすかったり下痢軟便になったり。毎年暑くなると夏バテするので、今年はどうにかしたいのですが…」

夏は毎年やってくるもの。夏バテをくり返さないためにはどうしたら?

まずこの方には、漢方薬を服用する以外に、次の3つのことをお願いしました。

①胃腸を労わる

食欲に関わらず、1日2~3回、腹8分目の食事をとるようにしてみる。食欲がないからといって1日1食にすると、1回の食事量がふえて胃腸に過度な負担がかかります。胃腸はなるべく定期的に、無理なく動かしてあげることが大事です。それは飲みものも同じ。一気に大量に飲むと胃腸で吸収できず胃がチャポチャポしたり下痢したりします。漢方では胃腸を体の中心(中焦)と考えます。真ん中が整うとお腹に力が入り、体全体がしっかりします。


②睡眠と運動

激しい暑さによって汗をかくことが多くなりますが、汗は体の水分とともに気(元気)を消耗するため、疲れを顕著に感じます。そのため、睡眠がとても大切になります。単に睡眠時間を長くとるというより、早めに布団に入ることを意識ください。夏は日の出が早く日の入りが遅い、すなわち日中(陽)が長く夜(陰)の時間帯が短い。この貴重な自然界の陰の時間帯に睡眠をとることで、体は滋養され、疲れが癒えます。そのため、いつもより1時間早く寝て、いつもより1時間早く起き、そして日中は体を動かし汗をしっかりかく。クーラーの中でのお仕事が終わった夕暮れに、ウオーキング等もお勧めです。


③温かいお茶と香味野菜

①に付随するところですが、胃腸の働きは食べたもの、飲んだもの、そしてその温度に大きく影響を受けます。ですので飲食するものとその温度が大切です。暑くなるとどうしても冷たい麺類、果物、アイスクリームが欲しくなりますが、胃腸は冷えると消化吸収能力が落ちるため、なるべく温かい物をとることがお勧めです。そんなこと言ってもできないよーという方は、まず飲みものを変えてみてください。温かいお茶を少しずつ飲む、これだけでも胃腸の動きは変わってきます。

さらに冷たい麺類、お豆腐、お刺身には薬味をたっぷり添えて。ミョウガ、大葉、ネギ、ショウガなどの香味野菜は、生魚の食あたり、胃腸の冷えや不調を起こさないように昔から食されてきました。その知恵を拝借して、生冷食品には香味野菜をいっしょにと覚えておいてください。


以上を参考に、まずできることから始めてみてください。

ポイントは胃腸と睡眠です。

これらを意識することで、漢方薬の効果もグーンとよくなります!


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