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「不正出血/漢方からみえる原因」


「生理期間ではないのに少量の出血が10日間くらいダラダラ。止まって1週間後に次の生理がきたのですが、いつもは6日で終わるはずが今回は12日間つづきました。婦人科では加齢によるホルモンバランスの乱れと言われましたが、原因が分からず不正出血をくり返すのが心配で…」39才のご相談です。

生理期間以外に子宮から出血があることを不正出血といい、上記のようにエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスが乱れが原因と言われることが多いです。子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がん等のこともありますので、婦人科健診を最近されていない方は先ずは婦人科の受診をおすすめします。その上で、特に器質的な異常はなく不正出血がくり返し起こるようでしたら漢方薬の出番になります。

では不正出血を漢方でどのように考えていくかですが、先ず大切なポイントととして、

①不正出血の色、量はどうか

②どんな時に不正出血が起こりやすいか

③不正出血時、それ以外で体の不調はあるか

これら3つと生理の状態(周期、出血量、塊の有無など)の確認は必ず必要になります。

不正出血は中医学的には、気の固摂作用の低下(気虚)が原因と考えられ、帰脾湯、補中益気湯が汎用されます。しかし、これらで止まらない不正出血が現実的にみられます。帰脾湯、補中益気湯で効果のある不正出血の方の特徴は、出血の色は淡く、サラサラしていて、疲れると出血しやすい、傾向があります。そして平素から胃腸が弱く、疲れやすい。

その他には、出血の量が多かったり少なかったり一定しない、生理周期も不定期、生理痛が強い場合は、疏泄失調、瘀血。

さらに、不正出血の量はごく少なく、茶色っぽい、生理周期は長くて出血量が少ない場合は血虚、陰虚の傾向になります。

このように、①②③+年齢、体質から原因を特定していきます。

この原因の特定がきちんとできれば、不正出血は止まるはずです。

お近くの漢方専門の医療機関へ行かれる方は、その前に①~③をご自分で確認くださいませ_(._.)_


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