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「ムカムカ、吐き気/漢方でのアプローチ」

更新日:9月27日

「以前から食べ過ぎると胃の調子が悪くなってましたが、最近はいつも胃がムカムカして気持ち悪くて、膨満感、つかえ、ゲップが多くてつらい。胃の調子が悪いと全身に力が入らなくて何もやりたくない…」30代女性のご相談です。

このように過剰な飲食をしてなくても、胃がムカムカして不快な感じがするという方は、市販の胃薬を飲んでもなかなか改善されないケースが多いようです。ではムカムカ、吐き気はなぜ起こるのでしょうか?その病位は、正にです。胃は食べ物をドロドロに腐熟して下(腸)へ送る働きをしますが、これが下へ降りずに停滞、または上へ逆流してしまう病態が吐き気になります。ですので胃に滞っているものを取り除き、胃本来の働きである食べたものを下(腸)へ運ぶことができれば吐き気は治まります。そこで漢方薬で大切な生薬が、半夏と生姜です。これは小半夏湯という吐き気の基本処方になります。小半夏湯を含む処方には、小半夏加茯苓湯、半夏厚朴湯、六君子湯、温胆湯、小柴胡湯などがあります。これらの中でもどれが合うかは、吐き気の状態、他の症状、そして体の虚実などをみて総合的に判断します。また吐き気がどんな時に悪化するのかは大切なポイントになりますので、漢方相談をお考えの方は注意深く観察してみて下さい

最後になりますが、吐き気の強い時は水さえも飲みたくないという状態があると思います。そのような中で漢方薬を服用される時は、なるべく常温、または少し冷めたくして、スプーンひと匙ずつゆっくり飲むようにしてみて下さい。

それでも飲めない時は、スーパーで売っている生姜をすり下ろしたもの、または生姜のしぼり汁を少し漢方薬に混ぜて飲むと落ちついてくると思います。

胃は体の中心です。ここが整うと全身にも力がみなぎり踏んばりがききます!どうぞ大切にしてあげて下さいね。


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