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「ホルモンバランスは漢方薬で整う?」

更新日:2021年10月1日

「生理不順で月によって生理が遅れることが多かったのですが、1年くらい前から生理が止まってしまい心配になったので婦人科へ。内診とホルモン検査の結果、ホルモンバランスが乱れていると言われ、ピルを飲むことに。飲んでいる間は定期的に生理がきてホッとしてたのですが、ピルを止めるとまた生理が来ない。このままでは自力で生理を起こすことはできないな…と感じて。一体どうしたら、ホルモンバランスって整いますか?」20代女性のご相談です。

ホルモンバランスの乱れ、という言葉はよく耳にしますが、婦人科では血液検査でホルモン値(エストロゲン、プロゲステロンなど)に異常があった時に言われることが多いですが、一般的には生理不順、生理痛、PMS(月経前症候群)、不正出血など、生理の異常や生理に関連した不快症状がある時に使われます。

それを漢方薬で整えられるか?という事ですが、何らかの生理の異常、生理に関する不快な自覚症状があるならば、漢方薬はとても大きな力になり得ると思います。他のブログでも書きましたが、症状はなくホルモン値だけを安定させたいというのは難しいです…

漢方薬は同じ生理不順でも、早まるのか遅れるのか、出血量が少ないのか多いのか、生理痛があるか等々をきちんと診ていくことが大切です。この情報を正確に得ることができるかどうかが治療者としての肝の部分。さらにお会いした時の顔色、皮ふ、舌、声なども加味して、この方は当帰、芍薬が必要なのか、柴胡、赤勺なのか、牡丹皮、桃仁なのかを検討していきます。

ですので、ホルモンバランスを整えたいとお考えの方はまず、ご自分の生理の状態、そしてどんな不快症状があるかをもう一度見つめてみてください。それが詳しく分かると、より合った漢方薬&ライフスタイル提案もできます。

生理が整い不快症状がとれてくる、これこそがホルモンバランスが整う、という証になるのです!

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