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「ひどくなる生理痛/症例」

「昔から生理痛はあったのですが、20代に入って痛みが強くなっている。下腹部から腰にかけて動けなくなるほどの激しい痛みで、鎮痛剤を飲まずにはいられない。婦人科の検査では異常はなく、ピルをすすめられた…」20代、大学生のご相談です。

初潮から生理痛があり、10代の頃はときどき鎮痛剤を飲む程度でしたが、最近は毎回1~3日目に鎮痛剤を飲まないと治まらないことに不安を感じて、いろいろ調べた結果として漢方薬に行きついたそうです。

この方の生理痛の特長は、お腹から腰への引きつるような痛み、ひどい時は吐き気や頭痛をともなう、お腹を温めると楽になる。その他、生理前に足の浮腫みが強くなったり、生理中ボーっとして頭が回らず貧血っぽくなる、雨の日に頭痛が多い。

病態としては生理による子宮の過度な収縮、そして水の偏在(水の流れが滞り、ある部分で溜まる)、血の滞り(生理出血や生理痛により血流が行き届かない部分がある)と考え漢方薬を調合しました。

飲み始めて1週間後から、体がポカポカ温まった感じと生理前の浮腫みが軽減。生理痛は1回、2回と生理の回数を重ねていく中で徐々に痛みが和らいでいった。そして3回目の生理から痛み止めを飲まずにやり過ごせるようになり、10か月で終了となりました。

薬局に通われている間は“冷たいものをなるべく控えて、体を冷やさないように”とくり返しお話ししていました。この言葉を信じて、実践されて、漢方薬を続けて下さったからこそ無事ゴールに辿りつけたのだと思います。治療は二人三脚、感謝の気持ちでいっぱいです!

卒業されても何かあればいつでもご連絡ください~何もないのが一番ですが( ´∀` )



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